総務省が22日発表した8月の消費者物価指数(2020年=100)は、値動きの大きい生鮮食品をのぞく総合指数が105・7となり、前年同月より3・1%上がった。電気・ガス代は下がったものの、ガソリンや食料の上昇幅が大きく、12カ月連続で3%以上の伸び率を記録した。
電気代は前年同月より20・9%、都市ガス代は13・9%下落した。いずれも政府の補助金の効果が効いているが、ガソリンは補助率が下がったため、7・5%上昇した。
食品の値上がりは続いている。生鮮食品をのぞく食料は9・2%上昇し、5カ月連続で9%台を記録した。タマゴの高値が続くほか、アイスクリームや炭酸飲料など夏に消費が増える品物も値上がりした。(米谷陽一)