オランダのスマホメーカー、Fairphoneが非常に興味深い新型Androidスマートフォンを発表しました。
その名も「Fairphone 5」。
同社のスマートフォンはアンドロイドで最も修理がしやすく、最も長くサポートされているスマートフォンのひとつで、最新世代では、再びレベルアップ。
このFairphone 5は8年間のソフトウェアアップデートと5回のAndroid OSアップデートのサポートが保証されている、とのことで、これは既存Androidでは最長、ということになります。
同モデルはAndroid 13搭載なので、OSではAndroid 18まで、ソフトウェアアップデートは2031年までサポートされるということになります。
なお、同社によると、この延長サポートはクアルコム製チップ、QCM6490によって可能になったとしています。
QCM6490は2021年にリリースされたップで、最新ではありません。
ただ、このチップはIoTデバイスに焦点を当てているため、クアルコムからソフトウェア・サポートの延長を約束されているとのこと。
なお、同チップの実際のハードウェアに関しては、Kryo 670 CPUとAdreno 642L GPUを搭載しており、Snapdragon 780G(同じく2021年リリース)と非常によく似ており、性能面でも近い模様です。
ちなみにこのFairphone 5の価格は699ユーロとのことなので、ミッドレンジとしては若干高め、といったところでしょうか。
先日、GoogleがPixel 8シリーズで5回以上のOSアップデートサポートを保証する可能性が高い、というニュースをお伝えしたばかりですが、今回のFairphoneの動きはそれに先駆けたもの、と言えそうです。