米GoogleでAndroidとChromeを統括する上級副社長を務めるSundar Pichai氏は3日(現地時間)、Twitterを通じて、次期Androidのバージョン4.4のコードネームが「KitKat」になることを明らかにした。
Androidは、バージョン1.5からお菓子の名前からコードネームを選んでおり、バージョンアップするごとに、頭文字のアルファベットが1つずつ進むようにしてきた。具体的には、1.5がCupcake(カップケーキ)、1.6がDonut(ドーナッツ)、2.0がEclair(エクレア)、2.2がFroyo(フローズンヨーグルト)、2.3がGingerbread(ジンジャーブレッド)、3.0がHoneycomb(ハニカム)、4.0がIce Cream Sandwich(アイスクリームサンドウィッチ)、4.2がJelly Bean(ジェリービーン)だった。
4.4はJに続くKから始まるものを選んだわけだが、これまでのものが一般的な名詞だったのとは異なり、今回は特定のメーカーの商品名をコードネームにあててきた。もちろん、お菓子の「Kit Kat」のメーカーであるNestleからは了承を得ているようで、Android KitKatのページから、NestleのKit Katのページへのリンクがあり、そちらでは「Kit Kat 4.4」が、「縦横両方の向きに対応」、「モビリティがある」などといったAndroid端末になぞらえた紹介をしており、共同でプロモーションする。実際、NestleはNexus 7やGoogle Playのクレジットが当たるKit Katを発売する。
ちなみに、Webページを見る限り、Android 4.4の表記は「KitKat」で統一され、お菓子の方は「KITKAT」あるいは「Kit Kat」と表記されている。
なお、OSの詳細についてはまだ公開されていない。