JCBとユーシーカードは、兵庫県宝塚市の中山寺において、賽銭をNFCタグ決済で支払う実証実験を9日より実施する。これにより、Apple PayやGoogle Payで賽銭を納められる。
参拝者がNFCタグに自身のスマートフォンをかざすことで、Webブラウザで決済画面へ遷移し、Apple PayまたはGoogle Payで手続きする。
今回の実証実験では、決済できる金額は固定されている。今後のサービス拡大を見据え、金額を直接入力する方式が導入される可能性もある。
小銭を持ち合わせていない参拝者やインバウンドの参拝者にとっての利便性が向上するほか、寺院内混雑の解消が見込まれる。
今後は、七五三、初詣、節分の時期に合わせた試験導入を行い、ご祈祷料、御朱印料などへ取り扱い範囲を拡大していく。
また、今回の導入事例を皮切りに、他の神社仏閣などにおいてもキャッシュレスインフラを展開していくという。
