E、欧州で首位をFirefoxに譲る――StatCounterのWebブラウザ調査 (ITmedia)

米MicrosoftのInternet Explorer(IE)が欧州のWebブラウザ市場で初めて2位に転落した。アイルランドのアクセス解析サービス企業StatCounterが1月4日(現地時間)に発表した2010年12月のWebブラウザ市場に関する調査結果で明らかになった。
 IEに代わって首位に立ったのはMozillaのFirefox。Firefoxは38.11%、IEは37.52%とその差はわずか0.59ポイントだ。Firefoxのシェアは前月からほぼ横ばいであり、今回の首位逆転は米GoogleのGoogle ChromeがIEからシェアを奪ったことが貢献しているといえる。IEのシェアは前月より1.39ポイント落ちており、Google Chromeのシェアは1.49ポイント増の14.58%だった。
 世界全体ではIEはシェアを落とし続けてはいるが 46.94%で依然1位。2位のFirefoxが30.76%、3位のGoogle Chromeが14.85%。欧州でIEがシェアを落とした原因の1つとして、Microsoftが欧州委員会との合意で2010年3月から開始した「Webブラウザ選択画面」ソフトの提供の影響があるとStatCounterはみている。
 StatCounterの世界Webブラウザ市場の分析データは、300万以上のWebサイトから収集した月間150億以上のページビューに基づいているという。【佐藤由紀子,ITmedia】

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