FIFA(国際サッカー連盟)とUEFA(欧州サッカー連盟)は共同でロシアのクラブと代表チームを全大会で出場停止処分にすると発表した。公式サイトで伝えている。 FIFAはロシアのウクライナ侵略を受け27日に声明を発表。ロシアを強く批判し、初期措置として「ロシアの領土で国際試合は実施されず、ホームマッチは中立の地で無観客で行われる」、「ロシアという名前ではなく、ロシアサッカー連合(RFU)という名前で大会に参加する」、「ロシアサッカー連合のチームが参加する試合ではロシアの国旗や国歌は使用されない」と伝え、追加の措置を検討していることを発表していた。 FIFAとUEFAは共同で声明を発表。クラブチーム、代表チームの大会参加を停止すると改めて発表し、ウクライナへの連帯を明らかにした。 「FIFA理事会およびUEFA執行委員会は最初の制裁決定に続き、本日、代表チーム、クラブチームを問わず、すべてのロシアチームをFIFAとUEFAの両大会への参加を追って通知するまで停止することを共に決定しました」 「一連の決定は、このような緊急の問題に際し両機関の最高意思決定機関であるFIFA理事会およびUEFA執行委員会によって、それぞれ本日採択されたものです」 「フットボール界はここで完全に結束し、ウクライナで影響を受けたすべての人々と完全に連帯していることを明らかにし、両会長は、サッカーが再び人々の団結と平和に向かうよう、ウクライナの状況が大幅かつ迅速に改善されることを望んでいます」 ロシア代表は3月24日にFIFAワールドカップカタール2022欧州予選プレーオフでスウェーデン代表との試合が組まれているほか、クラブレベルではELのグループCを首位通過したスパルタク・モスクワが、決勝トーナメント・ラウンド16(3月10日/17日)でライプツィヒと対戦することになっている。