goo注目ワードピックアップ・・・一人で学食ランチ…大学で単独行動を取るのは恥ずかしいこと?

一人でランチをとることができない、友達がいないと思われるのが恥ずかしい… そうした悩みを抱える大学生は増えているようです。4月に放送されたNHK の番組「特報首都圏『“ひとり”が怖い』」では、一人で学食に入れず、トイレで食事をとる学生の実態が報道されました。人目を避けてトイレで食事をとることを表す「便所飯」というインターネットスラングは、新聞やテレビ番組にも取り上げられ話題になっています。そこで、Q&Aサイトの投稿を元に、学内の交友関係、単独行動に関する学生の声を探ってみました。
●友達から離れて、一人で過ごしたいんです…
教えて!goo「どうしていいかわかりません」は、ランチタイムを一人で過ごしたいものの、友達にどう伝えるかで悩んでいるという女子学生からの投稿。一人ぼっちが怖いと考える学生がいる反面、彼女のように一人で気ままに過ごしたいと考える学生も。ランチメイトの輪から抜けられず、いつの間にか集団行動を共にすることが義務になっていたというのは大人の社会でも耳にするものですが、そうした人間関係の悩みは学生にとっても苦労の種となっているようです。
●一人で行動するのってヘン?
また、発言小町「大学で一人で過ごす」は、この春大学に入学したという女子学生からの投稿。気の合わない人と一緒にいるより「私は私、他人は他人」と割り切って単独行動を取りたいと思う一方で、周りから奇怪な目で見られないかとの不安もあるようです。これに対し、同じような経験があるという回答者からは「本当に親しい友人が他にいて、そして他人と合わせるのが辛いのなら、無理をしないで良いのではないのでしょうか。ただ、出会いは貴重なので、自分から拒絶することはせず、みんなにオープンな心を持って接したら良いと思います。きっと他の子も不安に思っている筈ですよ」との心強いアドバイスが寄せられました。
●大学生活、何かが違う…こんなはずでは
一方、教えて!goo「大学で友達がいなくて憂鬱」は、休憩時間など一緒に過ごす友人はいるものの、2人の間で会話が盛り上がらず、また放課後一緒に遊べるような友達もいないため、変化のない毎日を送っているという男子学生からの投稿。「自分と同じ学部の人たちがどんなに楽しい学生生活を送っているのかを考えただけでイヤになる」という質問者に対し、回答者からは「今の友達との距離を無理に縮めるのではなく、関係を保とうという意識でよいのでは」や、「周りの人たちが学生生活を思いっきり楽しんでいるように見えるかもしれないが、本当に心の底から楽しんでいるかは疑問」といった意見が寄せられました。たとえ友達がいても、入学前に描いていたようなキャンパスライフとは異なることに、こうした失望感を抱く学生は意外と多いものかもしれません。
中高までの学校生活に比べ、集団行動を求められる機会が少なくなる大学では、自分の意思で行動する自由を手に入れられる反面、友達を作らないと浮いてしまうかもしれないと不安になる学生も多いのではないでしょうか。友達がいる場合もいない場合も、人間関係の悩みは尽きないものですが、あまりとらわれすぎず学生生活を有意義に過ごして欲しいものですね。(gooサーファー)

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