goo注目ワードピックアップ・・・疲れた人が集まる“婚活疲労外来” 

一に婚活、二に婚活……。ここ数年のブームにのっかり、日々の行動は「婚活」に重きを置いてきたものの、なかなか実らぬ現状に疲れが見えはじめている人が少なくないのだとか。いまや当たり前のように行われる婚活の裏では、一体どのようなことが起こっているのでしょうか。調べをすすめてみると、華やかなイメージとは異なる深刻な現状がみえてきました。
●ただの疲れではない、婚活疲労とは?
一生にそう何度も訪れない大きな決断を下す結婚。自然な流れで結婚を決めた場合と比較して、婚活の中での出会いや別れは特に負担が大きいのだとか。婚活疲労外来を設立した東京隅田区の河本メンタルクリニックのサイトによると、相手から断りを申し出られた場合のダメージは大きく、何度か繰り返すことで次第に断られることへの恐怖心が高まり、拒絶に対する恐怖症を引き起こしやすくなるのだそう。そもそも、結婚相手を選ぶ際には相手のことをあらゆる角度から分析した上で決断をすることが多いもの。断られることは人格否定をされたものと同等として捉えることもでき、このような経験は日常的に起こることではないため、度重なることでうつ病を発症しやすい傾向にあるのだとか。また「『婚活』は自己の人生を賭けた大勝負だけに、それに見合ったメンタル・サポートが必要」とし、なんらかの症状が現れた際には最適なケアを受けることが必要としています。
●「婚活疲れ」は停滞期?
婚活ナビ「婚活ドラマを通してリアルな婚活の実情に迫る」では、「婚活疲れ」の原因と対策をアドバイスしています。「婚活というものは『欲しいもの』が明確になっているからこそ、効果を発揮する活動」とし、自分の理想とする人を絶対にみつけるという強い意志が必要。これが欠けることで別の価値観に邪魔をされ、ずるずると長期戦になだれ込む傾向に。そして婚活自体を義務的に感じ、せっかくの新しい出会いもチャンスと捉えられなくなってしまうのだそうです。少々耳の痛い話ですが、指摘された部分も一理あるのかもしれません。また婚活に疲れないための方法として、失敗事例を分析し次回へ生かすことも挙げています。強い意志と主体性、自分の軸をしっかり持つことが婚活を継続する秘訣のよう。
ここ数年は婚活に関する様々なイベントが企画され、依然としてブーム継続中といった状況。身近な人の成功事例を耳にすると焦ってしまうものですが、一人で気負わずに客観的なアドバイスをくれる人や挫折しかけてもサポートをしてくれる場所をみつけておく、それだけでも目標に向かって前向きに歩き出せるものかもしれませんね。(gooサーファー)

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