【ワシントン共同】国際通貨基金(IMF)と世界銀行は2日、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染拡大を受け、緊急の資金調達や政策運営の助言など加盟国が必要とする取り組みに「全力を尽くす」とした共同声明を発表した。景気の先行き不安を鎮めるために支援態勢を明確にした。
IMFのゲオルギエワ専務理事と世銀のマルパス総裁は、新型コロナウイルスによる健康や経済への悪影響に対処するには「国際協調が不可欠だ」と指摘した。加盟国が抱える経済的課題などについて「支援する用意がある」と強調し、技術支援を含む手段を最大限に活用すると説明した。