Nukeniは10月7日、「iPhoneの過去3年の価格推移」「iPhone 12シリーズ~iPhone 14シリーズの値上げ率」に関する国別の調査結果を発表した。
iPhone 12/13/14シリーズの3世代共通で存在するモデルを調査対象とし、各モデルの最小ストレージ同士を比較する方法で、各国アップルウェブサイトで取得した価格を元に推移を調べている。必ずしも同一ストレージ容量同士を比較しているわけではない点を留意する必要がある。
調査結果は以下の通り。まず「iPhone 12、iPhone 13、iPhone 14の価格推移」を見ると、1位「トルコ」、2位「ハンガリー」、3位「日本」だった。
また、「iPhone 12 Pro、iPhone 13 Pro、iPhone 14 Proの価格推移」「iPhone 12 Pro Max、iPhone 13 Pro Max、iPhone 14 Pro Maxの価格推移」も同様にトルコ、ハンガリー、日本の値上げ率が高い結果となっている。
同社はトルコの値上げに関して「トルコは以前からiPhoneが高いことで知られており、毎年ブラジルと『iPhoneが最も高い国』の地位を争う国です。長年続く通貨安と各種税負担が大きいことが価格の高さの主な要因となっています」とコメント。
また、日本に関しては「世界で相対的に見ると1位・2位の安さを争う日本のiPhoneですが、値上げ率で見るとアジアワースト1の値上げ率であり、世界では3番目に高い値上げ率となっています。そして現在、世界的なドル高によって多くの国のiPhone価格が上昇しています」と指摘する。
さらに「基準となるアメリカの価格が過去3年間変化がなかったのに対し、日本では2万5,420~3万5,220円もの値上がりをしています。このように基準国のアメリカと日本の価格の変化を比較すると『日本のiPhoneは高い』という事実が見えてきます」と考察している。
(MN ワーク&ライフ編集部)