【AFP=時事】仏パリの検察当局は、米IT大手アップル(Apple)のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の一部機種で「計画的陳腐化」が行われた疑いについての調査を開始した。司法筋が8日、AFPの取材に明らかにした。
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「計画的陳腐化」とは、消費者に新製品を購入させるため、すぐ旧式になる製品を意図的に製造する行為のことで、この慣習は広く批判を呼んでいる。パリ検察の調査は今月5日に開始され、独占禁止(反トラスト)と消費者保護を専門とする仏経済省の職員らの主導の下で進められている。
計画的陳腐化に反対する団体「HOP」はこれに先立ち、アップルが先月にiPhone旧機種の稼働速度を意図的に下げていたと認めたことについて、申し立てを行っていた。【翻訳編集】 AFPBB News