iPhoneユーザーの約25%、「SIMロック解除ならドコモへ」

 日経BPコンサルティングは、携帯電話のSIMロック解除に関するアンケート調査を実施し、その結果を発表した。調査は、4月22日~26日、 Web上で行われたもので、携帯・PHSユーザー1983人に対して行われた。このうちiPhoneユーザーは221人となる。
 まずSIMロックの利用意向を尋ねたところ、利用環境に何の制約もない「条件なし」の場合、「ぜひ利用してみたい」が21.2%、「まぁ利用してみたい」が21.5%、「あまり利用したいと思わない」が40.3%、「利用したいと思わない」が17.0%となり、4割強が積極的な意向を示した。
 ただ、「音声通話とSMSのみの利用」という条件になると、「是非利用してみたい」は3.3%、「まぁ利用してみたい」は15.7%となった。また「月額利用料が2~3割安くなるが、音声通話とSMSのみ」という条件であれば、「是非利用してみたい」が11.8%、「まぁ利用してみたい」が24.3%となり、利用できる機能や料金体系がSIMロック解除の利用意向へ影響を与える結果となった。日経BPコンサルティングでは、SIMロックが解除できるようになれば、インフラ面が影響して顧客離れが進むと予想されるソフトバンクモバイルは、安いというイメージにより顧客獲得に繋がる可能性があると指摘している。
 また、iPhoneユーザーに対して尋ねたところ、「SIMロック解除は利用しない」という回答は39.9%となった一方、「別の会社で iPhoneを利用したい」という回答は36.9%となった。このうち、NTTドコモで使いたい人は24.2%、auで使いたい人は8.6%、その他の事業者で使いたい人は4.0%で、iPhoneユーザーの4人に1人がドコモでの利用を望む結果となった。 

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