iPhone投入でもスマホ普及率は鈍化?高すぎる通信料金が課題か

NTTドコモのiPhone発売で、iPhoneの国内スマートフォン(スマホ)シェアは50%を超えるとも言いわれており、日本におけるスマホの普及は大きく進んでいると思われていますが、Googleの世界調査などによると、日本国内のスマホ普及率は、まだ25%から28%で程度だと報告されています。
30代の普及率がは高くなっていたり、アプリの利用率もは高かったりと、大都市圏で利用者が多いことから全国的にも普及していると思われていますが、地方や高齢者、若年層では従来型の携帯電話がいまだに多く数利用されており、全人口に対してのスマホ普及率は、韓国の73%やシンガポールの72%など世界の諸外国に比べて低くなっています。
■スマホは伸び悩んでいる?
同調査のスマホ普及率は、2012年が20%、2013年が25%と1年で5%増加していますが、急成長率は鈍化しているともとれます。
日本では、未だに従来型携帯電話の利用者が多く、スマホはこれからが本格的な普及に向かう段階だともいえますが、成長率だけでいえば、急成長時期を過ぎて、緩やかな成長に移行してえいるようですともいえます。
従来型の携帯電話からスマホへの移行速度が鈍化した理由として考えるのが、スマホの使い勝手と通信料金の高さです。
■スマホ最大の特徴がスマホの普及鈍化を招く
スマホは、多機能・高機能が大きなセールスポイントです。
しかし、その最大の特徴が、高齢化がすすむ進む日本の利用者にとっては、操作が難しい、あたらいい新しい操作を覚えるのが面倒といった敬遠される理由にもなっています。
特に従来型の携帯電話ガラケー従来型の携帯電話は、国内メーカーが日本の利用者向けに開発していることもあり、高齢者でも使いやすい製品に仕上げられています。一方、スマホは海外メーカー製のグローバルモデルも多く、高齢者を含む日本のユーザー向けの配慮が十分とは言えないでしょういえません。
■ガラケー従来型の携帯電話とスマホの通信料金に大きなギャップ
もう一つの問題が月額の通信料金です。従来型の携帯電話ガラケー従来型の携帯電話でもインターネット利用などの使い放題のデータ通信契約をしていれば月の通信料金はスマホと大きくは変わりません。しかし、従来型の携帯電話のガラケー従来型の携帯電話利用者の多くは、通話とメール、中なかには緊急用にわずかな通話だけしか利用しないという人も多く、そうした利用者の基本通信料金は月額2,000円未満で維持することが可能でとなります。
それがスマホに替えたとたんに月2,000円未満の料金が、3倍超の6,000円以上になるのですから、スマホ移行に躊躇する人が多いのも無理のないところですはないでしょう。
■高い本体価格と通信料金を支払うユーザーは既にスマホに移行済み
現在の25から28%のスマホ利用者は、高い本体価格と通信料金でもスマホを購入して使いたい消費者だといえます言えます。しかし、これからガラケー従来型の携帯電話からスマホに乗り換えようとする消費者は、利用中している現在の従来型の携帯電話ガラケー従来型の携帯電話より通話やメールがの使いやすい、通信料金がお得、新規に従来型の携帯電話ガラケー従来型の携帯電話が手に入らないといった理由がなければ、あえてスマホに乗り換えようとは思わないでしょう。
■今後のスマホ普及の鍵は、使いやすさとお得な通信料金か
スマホの通信料金は、7GBまで約5,980円、3GBまで約4,980円、段階定額で500MBまで約2,100円~6,510円)かかり、通話も含めると基本料金だけで月6,000~7,000前後の利用料金がかかります。通話やメールだけしか使わない利用者にとっては、使わない料金を余分に払わされるという印象を持つこともつのも無理からぬことでしょう。
スマホは、これまでiPhoneのブランド、Androidの高性能といった、訴求を展開してきましたが、のこり残り75%近いちかい人にスマホを使ってもらうには、従来型の携帯電話ガラケー従来型の携帯電話より簡単で使いやすい本体に加え、それ以上に、お得な通信料金が必要なのでしょう。
■なんでもできるスマホだから通信料金も高いはいつまで通用するのか
過去の家電製品をみても、黎明期から普及期にいたるには、かならず製品価格の消費者が購入にみあう適正化が行われています。
現在の通信料金はヘビーユーサーを想定した通信料金であり、今後の従来型の携帯電話ガラケー従来型の携帯電話から移行するライトユーザー向けには、新しい料金プランが必要な時期がきているのかもしれません。

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