UQ WiMAXが3年連続1位に
J.D.パワーは、5月25日に「2015年日本モバイルデータ通信サービス顧客満足度調査」の結果を発表した。
本調査はWi-Fiルータ、USB端末、PCカード、Expressカードを利用する個人利用者を対象としたもの。3月にインターネット上で実施 し、2750人からの回答を得られた。顧客満足度は「通信品質・エリア」「各種費用」「端末・オプションサービス」「手続き・サポート対応」の4つを設定 し、それぞれに関連する詳細項目への評価を基に総合満足度スコアを算出した。
総合満足度1位はUQ WiMAX(532ポイント)で、3年連続でトップに。2位はNTTドコモ(529ポイント)、第3位はau(524ポイント)となり、UQ WiMAX は「各種費用」、NTTドコモは「通信品質・エリア」「サポ―ト対応」、auは「端末・オプションサービス」で最も高い評価を得ている。また、上位3社間 の総合満足度の差は2014年は18ポイントだったが、2015年は8ポイントと差が縮小している。
総合満足度への影響力は「通信品質・エリア」が41%、「各種費用」が24%、「端末・オプションサービス」が25%、「手続き・サポート対応」 が11%。最も割合の大きい通信品質・エリアはインターネット接続に関する不具合や速度制限の経験によって大きく左右され、速度制限を経験すると満足度が 低くなるだけでなく、モバイルデータ通信サービスそのものの利用意向も低くなるようだ。しかし、速度制限の経験者は2013年は33%、2014年は 37%、2015年は41%と年々増加傾向にある。今後は速度制限の撤廃など、メイン回線としての利用に耐えうるサービス提供をしていくことが事業者に求 められそうだ。