LINE社運営「BLOGOS」閉鎖へ 広報「ニュースサイトとして一定の役割を果たせた」

LINEは2022年3月1日、ニュースサイト「BLOGOS」を終了すると発表した。 <【画像】主な執筆陣>  発表によれば、3月31日で更新を停止し、5月末で閉鎖する。同社は取材に「LINEグループ全体での選択と集中の観点などをふまえて検討した結果、サービス終了の決断に至りました」と答える。 ■一部記事はlivedoor ニュースにアーカイブ  BLOGOSは2009 年10月に開設。政治、経済分野を中心とした「日本初、提言型ニュースサイト」を標榜し、キャッチコピーは「意見をつなぐ、日本が変わる」。他社の記事やブログのキュレーションに加え、編集部(田野幸伸編集長)のオリジナル記事もある。  媒体資料(2021年10~12月期)によれば、読者は3~40代の男性中心。月間ページビュー数は2000万、訪問者数は500万。  ”登録ブロガー”には、自民の石破茂氏や立憲民主・岡田克也氏など政治家をはじめ、弁護士、医師、学者、ジャーナリスト、NPO代表など多様な顔触れがそろう。  編集部では、「『報道機関にねじ曲げられず発信できる環境は強み』河野太郎議員に聞くネット時代の政治家」「水産庁の職員が『1か月毎日海鮮丼チャレンジ』に挑戦中『飯テロ』とSNS上で反響」と硬軟織り交ぜた記事を配信していた。  LINE広報は1日、J-CASTニュースの取材に、終了理由を次のように明かす。 「LINEグループ全体での選択と集中の観点などをふまえて検討した結果、サービス終了の決断に至りました。BLOGOSは多様な意見を左右の隔たりなく同列に並べることをモットーに、提言型ニュースサイトとして運営してまいりましたが、12年の間、多くのオピニオンを発信するなかで、ニュースサイトとして一定の役割を果たせたのではないかと考えております」  発表では「長きにわたりサービスを運営してこられたのも、ご参加いただいたブロガーの皆様、媒体の皆様、そして読者の皆様のおかげです。最後までご愛顧いただけますよう、何卒よろしくお願い申し上げます」と感謝を伝えている。  サービス終了後、編集部執筆の記事など一部のコンテンツはlivedoor ニュースにアーカイブするという。  LINE社は、LINE NEWSやlivedoor ニュース、Kstyle、Peachy、Fanthology!などのニュースメディアを持つ。経営統合したソフトバンクグループ傘下でヤフーを抱えるZホールディングスを含めると相当数に上る。  さらなる事業再編については「各種サービスの継続や終了につきましては、ユーザー動向やサービス環境、市場環境を鑑みて、常に検討を行っております」と答えた。

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