Mステ、非ジャニーズに“門戸開放” 出演者偏りは番組側の忖度? BE:FIRST出演へ

ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川元社長の性加害問題を巡り、テレビ局などの忖度(そんたく)が問題視される中、男性7人組「BE:FIRST」がテレビ朝日「ミュージックステーション」に出演する方向で同局が最終調整していることが10日、分かった。 【写真】憧れ、先輩後輩、軋轢、合宿所時代…東山紀之社長の相関図  ジャニーズと競合する男性グループの出演が少ないと指摘されるMステ。LDHや韓国のグループは登場することがあるが、アイドル的な要素のある国内のグループはあまり出ない。この点について、7日に行われたジャニーズ事務所の会見では、記者から「BE:FIRSTやJO1などのグループが出演しにくい状況が続いている」と問題視されていた。実際、BE:FIRSTとJO1は昨年のNHK「紅白歌合戦」に出場したが、Mステに出演したことはない。  一方、ジャニーズのグループは毎回のように出演。こうした偏りの背景には番組側のジャニーズへの忖度があるとされ、これについて聞かれた東山紀之社長(56)は「(忖度は)必要ない」と明言した。そんな中での今回の動き。BE:FIRSTは13日に新曲「Mainstream」をリリース予定で、同局関係者は「新曲リリースのタイミングでグループに番組に出演してもらう方向で調整している」と説明。「JO1などにもオファーをしていくことになる」と話しており、今後はMステが“門戸開放”されることになりそうだ。  Mステは1986年からレギュラー放送がスタート。2010年に放送1000回を超えた。当初は視聴率面で苦戦したが、当時人気だった「光GENJI」を起用したことをきっかけに軌道に乗った。90年代以降もジャニーズのグループが出演することで若年層を中心に支持を集めてきた。番組関係者は「Mステとジャニーズには長い歴史と深いつながりがあり、忖度と言われるような関係が続いた。ただ、今回の問題を機に変わっていくだろう」と話している。  ≪映画御礼イベント「またライブに来て」RYUHEI≫ BE:FIRSTはこの日、エグゼクティブプロデューサーのSKY―HIとともに、都内でライブドキュメンタリー映画「BE:the ONE」(監督オ・ユンドン)の大ヒット御礼イベントに登壇した。映画はオーディション当時から初の全国ツアーでのライブパフォーマンスやその裏側に密着。最年少のRYUHEIは「映画をきっかけに、またライブに行きたいと思ってくれる方がいたらうれしい」と笑顔を見せた。  ▽BE:FIRST SOTA(22)、SHUNTO(20)、MANATO(22)、RYUHEI(16)、JUNON(25)、RYOKI(24)、LEO(25)の7人組。AAAの日高光啓(36)ことSKY―HIがプロデュース。21年に「Gifted.」でデビューした。

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