NHN Japanは7日、子会社であるネイバージャパンおよびライブドアとの経営統合を発表した。2012年1月1日に、ライブドアより、ポータルサイト運営事業を吸収分割により継承する。
2012年1月1日に3社が統合してスタートする新NHN Japanは、ゲームとウェブサービス(検索・メディア・SNS)という、現在のインターネット市場の中核を構成している各事業を開発から運営まで一貫して手掛けるとのこと。「Hangame」「NAVER」「livedoor」のブランドも活用し、経営統合後も引き続きサービスを継続する。
具体的には、現ネイバージャパンと現ライブドアのメディア事業を統合することにより発足する「ウェブサービス本部」においてスマートフォン領域を中心とした新サービスの開発・育成に集中投資を行っていく。また現NHN Japanが事業運営する「ゲーム本部」と新設の「ウェブサービス本部」との間でサービス・プロモーション・アライアンス等の連携を密に図っていく。「ゲーム本部」の代表には森川 亮氏(NHN Japan代表取締役社長との兼務)、「ウェブサービス本部」の代表には出澤 剛氏(現 ライブドア代表取締役社長)が就任する。
また2012年1月1日よりライブドアは、社名を「データホテル」に商号変更し、データセンター・ネットワーク関連事業に特化したサービスを提供する。データホテルの代表取締役社長には嶋田 健作氏(現 ライブドア執行役員ネットワーク事業部 事業部長)が就任する。
ライブドアは現在、ポータルサイト運営事業とデータセンター運営事業を2つの柱とし、インターネットサービス事業を展開している。今回、2000年4月のサービス開始以来10年以上提供を続けている、フルマネージド・ホスティングサービス「データホテル」のサービス名称を新社名とする。
ライブドアは、1996年オン・ザ・エッヂとして設立、2003年エッジを経て、2004年2月に社名変更。さらに、2007年4月2日にライブドアホールディングスへ社名変更(のち、2008年8月にライブドアホールディングスはLDHに社名変更)。同日、新事業会社「ライブドア」設立し、現行の会社となっている。