宝塚歌劇団に所属する25歳の女性が9月30日、自宅マンション敷地で転落死したことを受けて、同歌劇団内のいじめ問題に注目が集まっている。
歌劇団は、今年2月に週刊文春で報じられた歌劇団内のいじめ疑惑を否定。しかし今回は調査チーム発足を発表し、説明責任を求められている状況だ。
ジャニーズ事務所の性加害問題は、当時の経営陣や事情を知るとされる古株のタレントがダンマリを決めていることでバッシングを受けたが、歌劇団の関係者やOGたちの多くも、いじめ問題には沈黙を続けている。
歌劇団を巡るいじめ問題を“噂”程度で聞いたことがある人は少なくないだろう。2008年には音楽学校に入学した96期生が同期生による虚偽の報告で退学処分を受け、学校を相手に訴訟を起こし、裁判の結果、被害者の退学処分は取り消されている。当時、このいじめの一部始終を綴った「ドキュメント タカラヅカいじめ裁判 ー乙女の花園の今」(鹿砦社)が出版されたが、大きく報じられることはなかった。
そして今、ネット上で改めて注目されているのが、歌手の小柳ルミ子(71)の告白だ。小柳は宝塚音楽学校を首席で卒業しているが、わずか2カ月で宝塚歌劇団を退団。在籍は短期間だったが、2007年に週刊誌のインタビューで、宝塚時代のいじめ体験として『衣装に袖を通す。ファスナーに指をやるとチクリと痛みが。釘が一本刺さっていて、指に食い込んでいるんです』などと語っていた。
《宝塚にいじめがあることくらい、ファン活動が濃かったり長いファンほどよく知っている ファン同士やその上下関係間でもあるしね 往年のOG達でさえ軽々に告白・暴露できない》
《『宝塚を信じる。いじめは一切ない』ここまでの信仰心、もはや宗教なんよ 宝塚OGのいじめ語りもスルー、96期のいじめ裁判もスルー?》
《ジャニーズとは別の闇がある 宝塚卒業したOGが全く知らない、関係ないとはならないだろう》
《宝塚は好きだけど劇団はクソなのは周囲の事実。人事、過去のいじめ、OGの話なんか聞いても…(中略)いつになったら生徒ファーストな組織になるのかね。ファンが動くのが1番だと思うけど》
こちらの闇も深そうだ……。