トヨタ自動車は、小型スポーツタイプ多目的車「ライズ」のハイブリッド車を注文している客に対し、キャンセルするよう要請していることがわかりました。
トヨタが販売する「ライズ」のハイブリッド車は、ダイハツ工業の工場で生産されていましたが、今年5月にダイハツの衝突試験の認証手続きで不正が発覚し、販売を停止していました。
関係者によりますと、この調査が長期化し、今後も出荷の見通しが立たないことから、トヨタの販売店では先週金曜日頃から、納車を待つ客に対し、別の車種への切り替えを勧めるなど、注文のキャンセルを要請しているということです。
また、トヨタは今後、「ライズ」のHVだけでなく、ガソリン車についても受注を停止する方針です。
一方、ダイハツも、これと同型車の「ロッキー」のHVについて受注をキャンセルするということです。