「あんな昔の話を今さら騒ぎ立ててもね」BBC報道後も…ジャニーズ事務所が「道を間違えた瞬間」とは

「ジャニーズ事務所」は、東京・港区赤坂の本社ビルに設置された「Johnny&Associates」の看板撤去作業を10月6日午前までに完了させた。“その瞬間”を撮影する報道陣に加え、ウワサを聞きつけたファンらが全国から駆け付け、 【井ノ原快彦の熱愛画像】すごい!井ノ原快彦と瀬戸朝香の結婚前のデート写真 「なぜジャニーズ事務所は世間の空気を読み間違えたのか。風を感じられなかったのか」 と、涙ながらに話す人もいた。 ジャニー喜多川氏による性加害について「BBCで放送されるらしい」との情報がメディアに入ったのは昨夏のことだった。番組の取材を受けたというジャーナリストが一部で公表したためである。 「その時点でまず動き出したのは、藤島ジュリー景子氏と親交のあるPR会社社長です。’23年3月7日に放送されたBBCの『J-POPの捕食者 秘められたスキャンダル』をオンエア前にチェックしたというA氏は『大した内容ではありませんでしたよ』などと言い、『真偽もはっきりしない状態で報じるのはどうかと思うから書かないで』と大手メデイアに頼み込んだそうです。 『ジャニーズの現役タレントにも被害者がいるかもしれないし、またその逆もあり得るでしょう。セカンドレイプにもなりかねないし』と説明して回ったそうです」(大手芸能事務所幹部) だが、4月12日に元ジャニーズJr.のカウアン・オカモト氏が「日本外国特派員協会」で記者会見を行ってから世間のジャニーズ事務所を見る目が一気に変わる。 「BBCの番組に出演していた仮名の『ハヤシさん』は、ジャニヲタの誰に聞いても『知らない』『わからない』という返答でした。でも、カウアン氏は数年前まで『ザ少年倶楽部』(NHKBSプレミアム)のセンターで踊っていた子。そんな最近まで活躍していた有名なJr.まで被害に遭っていたことに、みんな衝撃を受けていました」(女性誌記者) つまり、カウアン氏の告発を受け、今年5月に入って慌ててジャニーズ事務所との向き合い方を検討するメディアがチラホラ出てきたというのである。 その頃から前述のPR会社のスタッフがジャニーズ事務所に日参し、事務所からのコメントを作成したり、ジュリー氏の動画撮影などにも関わったりしていたようだ。とはいえ、テレビには連日、ジャニタレたちが出演しており、主演映画も続々封切られる。帝国劇場や日生劇場などではジャニタレの主演舞台がスタート。その都度、メディアにはジャニーズ事務所からリリースが山のように届いていた。その間、現場はどうなっていたかというと、 「驚くほど変わっていなかった」 とは女性誌の専属カメラマンだ。当時、会見やイベントに来ていたジャニーズ事務所幹部は、「いつもと変わらない様子だった」というのである。ある取材現場で記者が幹部の1人に、「BBCの報道、大丈夫なんですか?」と訊ねると、 「全然、大丈夫。あんな昔の話を今さら騒ぎ立ててもね」 と言いながら笑っていたという。 「ちょっと引いたのは、そばにはテレビ誌やアイドル誌の女性記者もいて、彼らも『そうですよね~』と同調していたことです」(同カメラマン) 10月2日の井ノ原快彦に拍手をした一部取材陣と同じような光景が、もっと前から繰り広げられていたというわけだ。 結局、自分たちの周りをイエスマンで固めたことで、世間の風を読み間違えたジャニーズ事務所。事務所を立て直すためには、“お友達”を切ることが急務だったとジュリー氏や東山紀之、井ノ原快彦らが早く気づけば良かったのだが。

タイトルとURLをコピーしました