ビルの谷間に沈む夕日「センダイヘンジ」 27日ごろまで

ビル群の谷間に沿って夕日の沈む現象が18日、仙台市青葉区の広瀬通などで見られた。米ニューヨークでは同様の現象を英国のストーンヘンジにちなんで「マンハッタンヘンジ」と呼び、摩天楼の夕日を楽しむ一大イベントに発展。「センダイヘンジ」は天候が良ければ、27日ごろまで楽しめそうだ。

 伊達政宗が築いた碁盤の目状の市中心部は、戦災復興事業で大通りの新設や拡幅が行われ、東西方向の定禅寺通や中央通などでこの現象が起こる。広瀬通では18日午後4時25分ごろから、山際に傾く夕日がビルをオレンジ色に染めた。

 市天文台によると、市中心部で通りの真ん中に日が沈むのは22、23日の午後4時50分ごろ。担当者は「青葉山など地形を考慮すると、前後4日ぐらい観測の幅を見込むのが良い」と説明する。

 日没時のセンダイヘンジは毎年冬至の60日前後ごろに観測できる。次回は2月19、20日の前後4日間程度。日の出時のセンダイヘンジは4月16日前後と8月27日前後という。

 マンハッタンヘンジは夏至に巨石の間から日が昇るストーンヘンジになぞらえて名付けられた。

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