米長期金利が上昇…約16年ぶりに5%の大台を突破 米・パウエル議長が今後の利上げを示唆

アメリカのFRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長は今後、力強い経済成長がみられた場合の一段の利上げを示唆し、アメリカの長期金利が5%の大台を突破しました。 【動画】日経平均株価 約4カ月ぶり3万1000円下回る 長期金利は約10年2カ月ぶり高水準に 米FRB・パウエル議長 「追加の政策引き締めの度合いや期間などについては今後のデータと見通し、リスクバランスの全体を見て判断していく」 パウエル議長はニューヨークでの講演で「アメリカ経済が力強い成長を続けるなど新たな証拠が出てくれば、金融政策の一段の引き締めが正当化される可能性がある」と述べました。 この発言を受け、アメリカの金融引き締めが長期化するとの見方が広がり、長期金利の指標となる10年物の国債の利回りがおよそ16年ぶりに5%の大台を突破しました。 市場では、下院議長の解任など、議会や財政運営の混乱がアメリカ国債の価格下落に拍車をかけるとの声もあり、長期金利の高止まりに対する懸念が高まっています。

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