日テレ「鉄腕DASH」都の公園整備手伝う企画巡る批判「誤解がある」 神宮外苑の樹木伐採計画と二重基準

日本テレビは23日、東京・汐留の同局で定例社長会見を行い、「鉄腕DASH」(日曜後7・00)の公園整備の企画が波紋を呼んでいることに対して同局としての考えを明らかにした。

 15日、同番組では「秋の3時間SP」を放送し、緊急生放送で“新大型プロジェクト”を生発表。2000年のDASH村を皮切りにDASH海岸、DASH島、新宿DASHと開拓を続けてきた「ザ!鉄腕!DASH!!」で新たに2つの新企画の撮影が進んでいることを明らかにした。1つ目は「大都会の真ん中に100年続く森をつくれるか?」とのテーマに東京都が進める24年1月に全面開園予定「都立明治公園」の整備を番組でお手伝いしていることを報告。

 この企画は「TOKIO」の国分太一が中心となって撮影が進んでいるとし、今月31日には一部開園することも発表。国立競技場の近くで約50年間コンクリートだった場所に土から手作りに挑戦。公園に生まれ変わらせていく様子を追って放送していくとした。

 一方で、東京都は明治神宮外苑地区の再開発事業を進めており、樹木743本を伐採する方針。二重基準を指摘する声が上がっていたが、石澤顕社長は「誤解があると思う。企画としてはしっかり進め、事業の目的の理解を得ながら、森の再生を図っていく」と語った。また「全体としては同じだがスキームとしては主体の会社が違う」といい、同局は出資せず協力企業との立場であることを明らかにした。

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