「そこ、イヤッ」…女性従業員と男性客が「売上48億の店ではバニーガール姿で」違法飲食店の過激接待

「負けたら一気飲みだよ」

指名されたバニーガール姿の女性従業員は、こう言って男性客とゲームに興じていたというーー。

警視庁保安課は10月20日までに、風俗営業法違反(無許可営業)の疑いで飲食店を運営する「Realize」社長・松本利久容疑者(45)や青木寛臣容疑者(46)ら20代から50代の男10人を逮捕した。東京・渋谷や恵比寿などでガールズバー8店舗を無許可で経営し、女性従業員に接待させたとされる。10人のうち松本容疑者ら7人は犯行を認め、3人は「接待行為にならないと思う」と否認しているという。

「松本容疑者らは『東京ガールズバーランキングNo.1』をうたい、ガールズバーを運営していました。店内ではバニーガールや胸元が強調されたワンピース姿の女性従業員が、カウンター越しに客と談笑。在籍した女性は8店舗で約200人にのぼるそうです。

『女の子のリクエスト』という有料メニューを注文すると、女性従業員と酒の一気飲みを賭けたゲームやカラオケができたとか。店は’09年11月からの14年間で48億円近くを売り上げていました。店はたびたび行政指導を受けましたが、運営形態は改善されなかったそうです」(全国紙社会部記者)

〈当店カワイイ子しか在籍していません〉

客に違法な過激サービスを提供する飲食店が増えている。代表例は’22年11月に摘発された渋谷の「S」だろう。警察には、以前から「飲食店なのにわいせつな行為が行われている」と情報が寄せられていた。

「『S』は実質ピンクサロンでしたが、社交飲食店(キャバクラなど)に該当する風営法1号営業の許可しか得ていませんでした。女性従業員の年齢は18歳から25歳で70人ほどが所属していた。

キャッチコピーは〈当店カワイイ子しか在籍していません〉です。店は女子大生やフリーターを中心にネットでスタッフを募集。採用した女性に、秋には運動会にちなみ体操着、冬にはサンタクロースやトナカイなどの衣装を着せていたようです」(別の社会部記者)

「S」は性的サービスを受けられることで人気の店だった。1日の来店者は多い時で200人ほど。料金は7000円から1万8000円で、女性従業員の指名は無料だったという。

「’22年11月に警察が店内に踏み込むと、接待をしていた女性従業員と男性客はいずれも裸だったそうです。性的サービスが行われていたのはボックス席ですが、周囲からよく見えるように隣席との仕切りはあえて低くしてあったとか。

女性従業員の『そこ、イヤッ』という言葉が聞こえ、サービス内容は通路からも丸見えだったといわれます。店内にはボックス席が9つあった。事件発覚当時は15人ほどの女性従業員が働いていたそうです」(同前)

警察は、こうした違法飲食店の撲滅に力を入れている。

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