東京電力福島第一原発の処理水が、初めて海に放出されてから、24日で2か月となりました。
国際原子力機関=IAEAの調査団が放出後、初めて日本を訪れ、国際的な安全基準に従っているかどうかの調査を始めました。
IAEA リディ・エブラール事務次長「IAEAの検証作業は今後とも続けられるものであり、処理水の海洋放出が終わるまで継続する」
IAEAによる調査は27日までの4日間行われ、初日の24日は外務省や東京電力などと面会し、処理水の放出実績などを確認しました。放出に反対する中国を含む海外の専門家らで構成される調査団は25日、福島第一原発を訪れ、海洋放出に問題がないかや、放射性物質の測定が適切に行われているかなどを確認する予定です。調査団の来日は8月の放出後、初めてです。
一方、エブラール事務次長は、23日、会見を開き、これまで2回実施された処理水の放出について、「全く問題は発生していない」との考えを示しました。