郡和子仙台市長の資金管理団体の政治資金収支報告書に市長の夫から法の上限を超える500万円の寄付を受けた記載があった問題で、政治資金規正法違反の疑いで団体などを仙台地検に告発した伊藤優太市議は25日、告発状が11日付で受理されたと発表した。
市役所で記者会見した伊藤氏は「検察が慎重に審査した結果は重い。市長は逃げずに、市民に説明してほしい」と要望した。
伊藤氏が1月30日に提出した告発状によると、郡市長が代表を務める団体「郡和子の会」は2021年6月2日、夫から個人献金の年間上限額150万円を上回る500万円の寄付を受けたとしている。
同年8月の市長選用の口座が団体の口座と同一で、担当者が誤認して二重記載になったとして、団体は今年1月30日に報告書を修正した。郡市長は「現時点でコメントは差し控える。検察の連絡があれば適切に対応する」との談話を出した。