JR東日本秋田支社は26日、秋田県を2024年12月~25年2月の重点販売地域に指定し、大型観光キャンペーンを実施すると発表した。冬季に秋田単独で指定するのは初めて。今後、県と具体的な旅行商品の企画やキャンペーン内容を協議する。
同支社が県や市町村、観光事業者らと連携し、観光客の受け入れ態勢の整備や情報発信、誘客促進を図る。秋田の冬の魅力を生かし、小正月行事や体験型アクティビティーを楽しんでもらうほか、臨時列車の運行などを検討する。
県庁で佐竹敬久知事に決定通知書を手渡した井(い)料(りょう)青(おお)海(み)支社長は「秋田は食や酒など魅力的なコンテンツであふれている。付加価値を高め、ここでしか得られない経験をしてもらいたい」と話した。
佐竹知事は「冬の観光需要が落ち込むのが課題だった。良い旅をしてもらえるように飲食・宿泊業界と連携して盛り上げていきたい」と応じた。