仙台徳洲会病院で「結核集団感染」風邪症状2週間以上続く場合は医療機関受診を

仙台市は30日、泉区の仙台徳洲会病院で、結核の集団感染があったと明らかにしました。これまでに6人の患者が確認されていて、このうち4人が現在も治療を受けています。 仙台市によりますと、2022年7月、仙台徳洲会病院に勤める70代の女性が、職場検診で結核に感染したことが分かりました。 女性は、もともと患者と接する立場になく、市は同じ室内で働く職員47人に検査を実施したところ、10月19日までに、30代から70代の男女5人の感染が確認されたということです。(無症状患者1人を含む) はじめに感染が確認された70代の女性も含めた患者6人のうち、3人の結核菌の遺伝子型が一致したことなどから、仙台市は集団感染と断定。患者の健康調査や接触者調査、感染拡大防止のため、関係施設への立ち入り調査などを実施しています。 患者6人のうち、4人は現在も治療中で、市は投薬が確実に行われるよう、支援を継続するとともに、関係者への健康調査を継続して実施していく方針です。 仙台市で2022年に、結核への感染が確認されたのは65人で、風邪のような症状が2週間以上続く場合は、医療機関を受診するよう呼びかけています。

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