東北自動車販売(仙台市・旧東北三菱自動車販売)は仙台地方裁判所に破産手続開始の申し立てを行い、11月2日付で事業を廃止したと発表しました。
今回事業を停止したのは、仙台市の泉店、西多賀店、名取市の館腰店の3店舗で、それ以外の三菱の販売店は通常営業しているとしています。
帝国データバンクによりますと、負債額は2020年3月期末時点で約13億4900万円でしたが、変動している可能性があるということです。
2016年4月には三菱自動車工業の燃費不正問題が発覚し、軽自動車4車種の生産を3か月間ストップした影響で販売台数は大幅に落ち込み、その後も不振が続いていたということです。
個人消費の低迷や若者の車離れ、中古車店との競合激化などで売り上げが低迷し、人員削減など合理化を進めましたが販売不振から脱却できず、2020年3月期の売上高は12億8700万円にまで落ち込んでいたということです。