東北学院が新通路を整備 土樋キャンパス~五橋駅の混雑緩和目指す

仙台市青葉区の東北学院大土樋キャンパスと市地下鉄南北線五橋駅をつなぐ約200㍍の通路が、20日に使用開始する。周辺の道路は4月の五橋キャンパス(若林区)開学以降学生の往来で混雑している経緯もあり、開通により混雑の緩和が期待される。
(編集局コンテンツセンター・三浦夏子)

水路も活用して200メートル整備

 同区の学校法人東北学院が整備する。市福祉プラザと五橋中グラウンドの間の道を通り、田町通までをつなぐ。幅員1・3㍍~2・4㍍で、利用時間は午前7時~午後8時半となる。

 通路の一部は市が所有する水路用地(約30㍍)や東北学院の敷地を活用する。通行しやすいようウッドデッキを敷設するほか、車いす通行が可能なスロープや照明、防犯カメラも設置する。

 通路南側の市道片平丁線は、五橋キャンパス開学に伴い土樋キャンパスとの間を行き来する学生が増加。道路混雑に拍車がかかり、車と学生との接触リスクも高まっていた。

 法人は、五橋キャンパスの構想が浮上した2017年に通路整備の検討を開始。19年からは仙台市とも協議を進めていたという。

 担当者は「学生だけでなく、周辺住民や福祉プラザの利用者にも日常的に使ってほしい。利用状況を見ながら、課題が見つかれば改善していきたい」と話している。

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