岩手・三鉄が黒糖アイスを発売 来春の開業40周年記念商品第1弾

第三セクターの三陸鉄道(岩手県宮古市)は6日、三鉄アイス(黒糖味)を発売した。来年4月の開業40年を記念する関連商品の第1弾。三鉄がアイスを販売するのは初めて。

 おおのミルク工房(岩手県洋野町)と共同開発した。原料の生乳は久慈地域産を100%使用。宮古市と姉妹市村の協定を結ぶ沖縄県多良間村産の黒糖で味わい深く仕上げた。

 多良間村の黒糖は苦みや塩みがなく、すっきりとした強い甘みが特徴。黒糖の風味を生かしつつ、ミルクのおいしさとどう調和させるかに苦心したという。

 おおのミルク工房は「ゆめ牛乳」の商品名で知られる。三鉄の石川義晃社長は「お客さんの夢を実現できる鉄道として今後も走り続けたい。そんな夢をアイスに込めた」と話した。

 三鉄アイスは90ミリリットル入りカップが270円。宮古駅の「さんてつや」で販売する。三陸鉄道オンラインショップでは詰め合わせセットを購入できる。

 三鉄は今後も開業40年に向けて地元企業と共同開発したさまざまな商品の発売を予定する。

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