ブランド「仙台牛」の競り 最高値は1頭400万円超

和牛の品評会に出品された宮城県のブランド牛「仙台牛」などの競りが7日、仙台市の食肉市場で行われました。

「仙台牛」は、県内で育てられた黒毛和牛のうち、一定の基準をクリアして最高品質に格付けされたものが認定されるブランド牛で、JA全農みやぎは品質向上のために毎年、和牛の品評会を開いています。
7日は、品評会に出品され「仙台牛」にも認定された和牛など合わせて150頭の競りが、仙台市宮城野区の食肉市場で行われ、全国から仲買人およそ50人が参加しました。
競りでは、一列に並べて吊るされた和牛が順番に運ばれていき、仲買人たちは肉質や脂の質などを確認して競り落としていきました。
最も高い値段が付いたのは、品評会で最高評価のチャンピオン賞を受賞した石巻市で育てられた「仙台牛」で、1キロあたり6490円、1頭では総額407万2299円で競り落とされました。
品評会と競りを主催したJA全農みやぎの都築祐一県本部長は「飼料代など生産コストが上昇していますが、生産者が手塩にかけて育てた肉牛です。消費者の方にぜひ食べていただきたい」と話していました。

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