仙台朝市、11日の感謝祭でシールラリー抽選会 NTT東や宮城学院女子大と連携しデータ収集も

仙台朝市(仙台市青葉区)のにぎわいづくりを目指す仙台朝市商店街振興組合はNTT東日本、宮城学院女子大と11日、恒例の仙台朝市感謝祭で、アワビやシャケなど各店自慢の商品がもらえるシールラリー抽選会を実施する。NTTなどは9月から、朝市内にAIビーコンと呼ばれるセンサーを設置して性別や年代などの情報を収集しており、イベント開催時のデータを分析して今後の集客に生かす。

「若者ら新規顧客の獲得につなげる」

 振興組合などが抽選会を共同企画したのは初めて。当日は各店300円以上の買い物でもらえるシールを3枚集めると海産物などが当たる抽選に参加できる。4枚以上集めると、トートバッグやキーホルダーなど仙台朝市オリジナルグッズが当たるくじ引きに挑戦できる。

 3者は前年度も10月~1月にAIビーコンを設置してデータを取得。来訪者の滞在時間を調べると、3割以上が1~5分だった。本年度は来年2月まで設置し、データを共有する。

 NTT東日本宮城事業部ビジネスイノベーション部の高橋由佳担当課長は「JR仙台駅周辺には今後、新しいオフィスビルもできる。若者ら新規顧客の獲得につなげたい」と話した。

 感謝祭ではこのほか、イカぽっぽ焼きを500食無料で振る舞うほか、宮城出身の蓮水恭美さんら4人のアイドルグループNUANCEのライブなども予定する。感謝祭は午前10時~午後3時。雨天決行。

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