大谷翔平が2年ぶりシルバースラッガー賞受賞 44本塁打&打率3割超えで文句なし選出…鈴木誠也は初受賞ならず

打撃のベストナインに当たるシルバースラッガー賞(SS賞)が9日(日本時間10日)に発表され、エンゼルスの大谷翔平投手(29)がア・リーグDH部門で選出された。大谷のSS賞受賞は21年以来2年ぶり2度目となった。 【写真】小学生へ6万個のグラブ寄贈した大谷「野球しようぜ!」  大谷はメジャー6年目の今季、44本塁打を放って日本人史上初の本塁打王を獲得。さらに、135試合に出場して497打数151安打の打率3割4厘で初めて打率3割の大台を超えた。出塁率4割1分2厘、長打率6割5分4厘、OPS1・066などもリーグトップ。投手でも10勝を挙げた中で、圧巻の成績を残した。  ア・リーグ指名打者部門では、昨年同部門のSS賞に輝いたアストロズのY・アルバレス(26)も最終候補入りしていたが、114試合の出場で打率2割9分3厘、31本塁打、OPS・990で、いずれも大谷を下回っていた。  今オフはここまで、米野球専門誌「ベースボール・アメリカ」の年間最優秀選手や、選手間投票によるア・リーグ最優秀野手なども受賞。16日(同17日)に発表される全米野球記者協会(BBWAA)会員の投票によるア・リーグMVPの最終候補3人に入っており、受賞が確実視されている。   カブス・鈴木誠也外野手(29)も20本塁打、打率2割8分5厘をマークしてナ・リーグ外野手部門で最終候補入りしたが、アクーニャ(ブレーブス)、ベッツ(ドジャース)、ソト(パドレス)の3人が選出され、メジャー2年目での初受賞とはならなかった。 ◆シルバースラッガー賞 1980年に創設され、打撃のベストナインに相当する。監督やコーチの投票により、両リーグで各ポジションから選出。自チームの選手には投票できない。最多受賞はB・ボンズの12度。日本勢ではイチローがマリナーズ時代の2001、07、09年に外野手として3度受賞している。

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