県は9日、今季初のガン、カモ、ハクチョウ類の生息調査を実施した。県内への飛来数(速報値)は24万3031羽で、前年同期より2万5057羽減ったが、11月調査が始まった1972年以降4番目に多かった。
ガン類は19万1061羽(前年同期比3万8407羽減、過去5番目)だった。一方、カモ類は4万4988羽(1万1771羽増)、ハクチョウ類は6982羽(1579羽増)と、いずれも前年同期を上回り、過去3番目だった。
県自然保護課の担当者は「暖冬の影響で多少の減少は見られるが、全体的に順調に飛来している」と分析した。
県職員や野鳥保護団体の会員ら計103人が伊豆沼・内沼(栗原市、登米市)や蕪栗沼(大崎市)など県内の飛来地約500カ所で調査した。来年1、3月にも実施する。