木下優樹菜サプライズ地上波出演に視聴者ドン引き…フジテレビの“感覚のズレ”露わに

2020年に芸能界引退を宣言した元タレント木下優樹菜(35)が、10日放送の「全力!脱力タイムズ」(フジテレビ系)の企画「フワちゃんのサイコー!ラジオ」にサプライズで登場し、約4年ぶりのテレビ出演を果たした。

 内容は遅刻癖などが報じられているタレントのフワちゃんを反省させるべく、フワちゃんの苦手なタイプのタレントを集めるという企画で、元々は、同コーナーで1年ぶりの再会となるTKO木下隆行(51)がゲストの予定だったが、部屋に入ってきたのは同姓で人違いの木下というサプライズ企画だった。

 同番組はコンプラギリギリの笑いを狙う“攻めた番組”と周知されており、アウトローな二人を組み合わせることで、予想外の化学反応が起こることを期待してのキャスティングだったことは、想像にたやすい。しかし、視聴者の反応は冷めたものだった。

《引退してるのになんやかんやネットニュースに上げられ、挙げ句の果てには一般人の筈なのに芸能人気取りでテレビに出てくる…それにしてもフジテレビはこんなやつを出すなんてセンスのかけらも無いわ》

《見てましたが、フワちゃん、本当に困ってましたね。この方を起用する時点で、地上波番組も落ちたものだなと思う。バラエティつまらないし、ますます地上波視聴しなくなるなあ》

《木下優樹菜を使ったら受けるだろうと思った番組Pの感性が理解できない。どちらにしても全く笑えませんでした。もし話題作り視聴率稼ぎなら程があると思います》

 と、フジテレビの感覚を疑う声がネットでは多く上がった。

■どう転んでも笑えない木下優樹菜の登場

「破天荒なフワちゃんですら、YouTubeでの共演に前のめりな木下さんに対し、終始困った様子でした。どうしても制作側は、見ていてハラハラ感のあるキャスティングが面白いと思っている節がありますが、フワちゃんの困り具合を見てもわかるように、噛み合わないハラハラ感は、視聴者のストレスになる可能性が高いでしょう」(バラエティ番組制作関係者)

 木下は自身の姉が勤めていたタピオカ店の店長を恫喝し、2021年10月27日には東京地裁が、木下に40万円の支払いを命じる判決を言い渡している。そういった経緯も含めて、どう転んでも笑えないという視聴者が続出していた。

「引退宣言をした人をわざわざ引っ張りだしたことも含め、他に起用する人がいないのかという疑問の声も多く上がっていました。渡部建さん(51)が不倫をネタにNetflixのトークサバイバー2で笑いをとっていましたが、彼は離婚もしておらず、夫婦双方が納得しているのであれば、と視聴者も納得ができる。しかし、木下さんの場合は裁判で判決が下ってしまっており、どんな相手と組んでも結局笑えない内容にしかならず、共演する側も痛手を負う誰も得しないキャスティングといえるかもしれません」(同)

 常軌を逸する木下のキャスティングを、面白がるフジテレビのズレた感覚が改めて露呈した。これではますますテレビ離れが進んでしまうかもしれない。

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