仙台・定禅寺通のコンテナハウス社会実験19日まで 最終週は日替わりバーに

仙台市青葉区の定禅寺通に期間限定で設置された青色のコンテナハウスの営業が、19日に終了する。最終週は東北の若者でつくる仙台市の団体「ONE TOHOKU」が交代でバーを出店する。

学生ら出店 世代間交流の場に

 大学生らがビールなどを販売しながら自分たちの悩みを来店者に聞いてもらう「学生BAR」(14、15日)、唎酒(ききざけ)師がカジュアルな雰囲気で楽しめる地酒を提供する「NEO日本酒BAR」(17、18日)など計5店。

 場所は晩翠通交差点の東側にある中央緑道。ビールや日本酒を500円から、つまみ類を300~500円で販売する。営業は午前11時から午後10時まで(16日は午後6時から)。

 企画したONE TOHOKUの伊藤愛発(なりとき)さん(35)=七ケ浜町=は「定禅寺通に若者を呼び込んで、さまざまな世代の人が交流できる雰囲気にしたい」と意気込む。

 コンテナハウスは今年5月、常設の可能性を探る社会実験で地元の一般社団法人「定禅寺通エリアマネジメント」が設置し、これまで地元飲食店を中心に延べ20店弱が出店。法人の担当者は「市民からの評価と課題、出店者の設備面の要望などが分かった」と今後を見据える。

 市は定禅寺通を車から人中心の空間に転換するため、歩道の幅を現在の約7メートルから最大9・25メートルに広げることを柱とする再整備を2024~27年度に実施する。法人などは、再整備後のコンテナハウス常設を目指している。

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