港町、黄金色に染まる 宮城・気仙沼で「気嵐」発生

宮城県内各地で厳しい冷え込みとなった15日朝、気仙沼市の気仙沼港で冬の到来を告げる「気嵐(けあらし)」が発生した。海上を覆うように立ち込め、幻想的な光景が広がった。

 気嵐は寒気が海に流れ込み、水面の水蒸気を冷やして霧に変えて発生する。この日の気仙沼湾周辺の気温は午前6時で2度。日が昇ると、黄金色に染まった霧の中を漁船が行き交った。

 周辺の岸壁には写真愛好家が集まった。市内の高校2年小松大和さん(17)は「同じ瞬間は二度とないので何回撮っても飽きない」と夢中でシャッターを切っていた。

タイトルとURLをコピーしました