仙台「荒町」「むにゃむにゃ通り」商店街、魅力を若者に発信 東北学院大の学生と協力、AR使って町歩き

仙台市若林区の荒町、むにゃむにゃ通り両商店街は、東北学院大の学生の協力を得て、拡張現実(AR)を活用した町歩きイベントを開催している。デジタルスタンプラリーやフォトコンテストを通じて、若者らに商店街の魅力をアピールする。30日まで。

 両商店街関係者と東北学院大のボランティア団体「五橋つうしん」のメンバーでつくる実行委員会が初めて企画。専用アプリ「COCOAR(ココアル)」をダウンロードすれば参加できる。

 荒町の19店、むにゃむにゃ通りの16店に6種類のポスターを1枚ずつ設置。スタンプラリーでは、アプリ内のカメラ機能でポスターの目印を読み取るとデジタルスタンプを入手できる。全6種類を集めて12月1日以降、荒町商店街振興組合事務所を訪れた先着100人に、参加店で使える500円分の割引券を配る。

 アプリ内のカメラ機能で撮った写真が対象のフォトコンテストも開催。インスタグラムに写真を投稿する形式で、入賞者にはゲーム機やイヤホンなどの賞品が贈られる。

 今年4月に東北学院大の五橋キャンパスが開設され、両商店街を通る若者は増加傾向にある。実行委員の岡直樹さん(58)は「イベントに参加すると、商店街にあるたくさんの魅力に気づけると思う。若者たちが店を利用するきっかけになればうれしい」と話した。

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