ススキノで大麻グミ入手か、男性2人救急搬送…「グミのようなものを食べ液体を摂取した」

大麻に似た成分が含まれるとみられるグミを食べ、体調不良を訴える人が大阪や東京で相次いでいる問題で、札幌市でも今月、20歳代の男性2人が救急搬送されていたことが、北海道などへの取材で分かった。

 道によると、2人は今月上旬、体調不良を訴え市内の病院に救急搬送され、急性の薬物中毒と診断された。それぞれ「市内で入手したグミのようなものを食べて液体を摂取した」と説明していた。

 実物は確認できておらず、道外で問題となっている、大阪市北区の食品製造販売会社「WWE」が製造・販売した、合成化合物「HHCH(ヘキサヒドロカンナビヘキソール)」の成分表示があるグミとの関連性は不明という。

 現状でHHCHは所持したり食べたりしても違法ではないが、問題を受けて国は規制を検討しており、道は、薬物について捜査権限のある厚生労働省北海道厚生局麻薬取締部に情報を提供した。

 関係者によると、2人とも札幌・ススキノでグミなどを入手した可能性があり、同局は同地区での販売状況などの確認を進めている。

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