子育てが楽しい仙台に 市の外郭団体「こども財団」始動

仙台市は20日、子育て支援事業などを担う外郭団体の一般財団法人「仙台こども財団」を設立した。市役所本庁舎そばの仙台パークビル(青葉区)に設けられた事務局では、市から派遣された職員4人が業務を始めた。

 財団は民間のノウハウを生かし、子育てしやすい環境づくりに向けた支援や研究を進める。理事長は認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ(東京)の湯浅誠理事長が就任した。市内の支援団体とのネットワーク構築を念頭に、本年度中に設立記念のシンポジウムを開く。

 財団の大岩美貴子総務課長は「市民から大きな期待が寄せられている。市と連携して子育てが楽しいまちにしていきたい」と抱負を語った。

 市の外郭団体新設は2001年4月のせんだい男女共同参画財団以来、22年ぶり。

 ◇仙台市人事(20日)仙台こども財団派遣 こども若者局参事須藤誠▽同派遣 文化観光局観光交流部主幹兼務を解く こども若者局こども家庭部主幹大岩美貴子

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