東北の良さを打ち出したもてなしや、おしゃれな建築デザインで旅行者の人気を集める仙台市のホテルが話題になっている。
幅広い年代に支持されるのは「OF HOTEL(オブ ホテル)」(青葉区)。老朽化したビジネスホテルをリノベーションして昨年7月にオープンした。
ホテルのコンセプトは「東北との新しい出会いの場」。ご当地ならではのサービスを提供しながら、旅の新たな楽しみも提案する。
内外装や家具の多くは東北産の素材を採用した。客室の小上がりの床板は岩手産の栗の木。ねぶた風の照明が旅の疲れを癒やす。
併設の飲食店は地元食材を使った料理が自慢。在仙アーティストによる参加型のイベントも好評だ。
運営する「COMMONS.(コモンズ)」の高橋元・ホテル事業部長(37)は「地域の魅力を発信し、東北を盛り上げたい」と語る。
(写真映像部・佐藤将史)