宮城・石巻のバイオマス発電「FIT認定取り消しを」 住民団体が国に要請

石巻市須江に建設予定の液体バイオマス発電所を巡り、地元の住民団体、須江地区保護者の会などは21日、経済産業省に再生可能エネルギー固定価格買い取り制度(FIT)の認定取り消しなどを求める要請書を提出した。

 要請は国際環境NGO「FoE Japan」(東京)、市民団体ウータン・森と生活を考える会(大阪市)との連名。事業者G-Bio(ジーバイオ)イニシアティブ(東京)による使用燃料の説明が二転三転していると指摘した。現時点で使用を前提としているパーム油の生産は、森林破壊につながるとして、パーム油をFIT認定の対象から外すことを求めた。

 ジー社はFIT認定取得時、使用燃料はパーム油としていたが、住民向けにはマメ科植物由来のポンガミア油を使うと説明。経産省からパーム油を前提にするよう改善命令が出たため、環境影響評価書を修正した。

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