東北運輸局が発表した東北の8月の宿泊者数(速報値)は、日本人と外国人を合わせて延べ405万8660人で、前年同月から20・1%増加した。400万人を超えたのは新型コロナウイルス禍前の2019年8月以来。19年8月比では14・0%減だった。
各県の宿泊者数は表の通り。前年同月と比べた増加幅は青森を除く5県で20%台となった。
日本人宿泊者数は393万8260人。19年比では14・1%減で、全国10ブロック別では2番目に低い結果となった。
外国人宿泊者数は、12万400人。19年比では10・4%減だったが、県別では宮城で1・8%、福島で0・6%それぞれプラスとなった。出入国管理統計に基づく8月の仙台空港の外国人入国者数は1万1908人で、19年同月を1・8%上回った。
石谷俊史局長は「夏祭りが活況だった。新型コロナの5類移行の後、宿泊者数は順調に伸びており、外国人観光客も増加傾向にある」と述べた。
全国の8月の宿泊者は前年同月比30・2%のプラス、19年同月比は3・5%のマイナスとなった。