『好きな女性アナ』テレ朝・弘中アナがV5で“殿堂入り” 高島アナ、水卜アナに続く3人目の快挙達成

ORICON NEWSでは、毎年恒例の『好きな女性アナウンサーランキング』を今年も発表。記念すべき20回目となる今回は、テレビ朝日の【弘中綾香】アナウンサーが首位に選ばれ、5連覇が条件となる“殿堂入り”を達成した。2008年の元フジテレビ・高島彩アナウンサー、2017年の日本テレビ・水卜麻美アナに続く、3人目の殿堂入りとなった。他にも、今年は初ランクインが2名おり、世代交代の波が感じられる結果となった。

【ランキング表】殿堂入り弘中アナに続くのは? TBS江藤アナ&田村アナか、実力派・有働アナか…順位変動アリのTOP10

■産休中アナウンサーのランクインは初 休暇中にも関わらず確かな存在感

 テレビ朝日【弘中綾香】アナが5年連続の1位獲得で殿堂入りを果たした。2019年に初の1位となった直後のオリコンの取材では「辞退したい…」との発言もあったが、独自のポジションを確立して見事5連覇を達成。

 弘中アナは、2022年10月3日一般人男性と結婚。今年5月に第一子妊娠を発表し、9月7日に産休入りを報告した。これに伴い、担当番組をいったん離任しているが、現在もSNSを通じて元気な姿を見せてくれている。

 また、WEB『Hanako』連載の『弘中綾香の「純度100%」言いたいコト、書きたいコトバ…混じり気ナシ!』は継続。産休に入り、金髪にしたことを明かし「イメチェンという意味では大成功!」と心境をつづっていた。

 7位にランクインしている【田中みな実】アナと共に出演していた『あざとくて何が悪いの?』は、彼女のキャラクター性が大いに発揮され、人気を集めた番組の一つ。“あざといキャラ”と言われることも多かったが、自由な発言が単なる毒舌や作られたものではなく、真摯な言葉であることが浸透しており「可愛くて、でもサバサバしていて着飾りすぎていないところが好き」(神奈川県/20代/女性)、「笑顔が可愛く、思ったことをズバッと言ってくれるから」(滋賀県/20代/女性)と女性たちからも支持を得ている。

 大御所も芸人もどんな相手であってもさばける「対応力」の高さもポイントに。「こんなにバラエティー番組に特化したアナウンサーほかにいない」(福岡県/30代/男性)、「アナウンサーとは思えないほどの切り返し力が魅力」(千葉県/40代/男性)と、地頭の良さを評価する声が寄せられた。

 結婚してもなお「かわいい。アイドルでも良いくらいかわいい。芸人と話していても遜色ないくらい、返しや展開が上手い。バラエティノリが良い」(広島県/40代/男性)と熱いエールが送られている。出産、育休を経て、復帰後にどんな活躍をみせるのか、今から楽しみだ。

■昨年よりさらに支持集め2位に躍進、世界陸上、アジア大会、ドラフト特番と大忙しの1年

 昨年3位のTBS【江藤愛】アナウンサーは、1つ順位をあげ2位にランクイン。今年は『世界陸上ブダペスト』『アジア大会 中国・杭州』と国際大会の総合司会を務めたことも、順位上昇につながった。

 視聴者からは「今年は特に大活躍で世界陸上、アジア大会と多忙なのにドラフト特番まで任されてとにかく頑張っていたから」(埼玉県/40代/女性)、「スポーツ中継や音楽番組、バラエティー等、幅広いジャンルのコンテンツで重宝されていて有能なアナウンサーだと感じるので」(大阪府/50代/男性)と、そのマルチな活躍ぶりを称賛。

 『ひるおび!』『CDTV ライブ!ライブ!』『THE TIME,』と報道からエンタメまで、幅広く活躍しており、全世代から好感を得ている。

 アンケートでは「真摯な態度で番組に取り組んでいる感じがする」(東京都/20代/女性)、「アナウンサーとしての職務を全うしていて、目立たないけど、進行も上手い」(宮城県/30代/女性)、「総合的に見てレベルが高い。いつもニコニコ、笑顔が可愛い」(大阪府/40代/女性)と、その“オールラウンダー”ぶりが評価された。

■フリー転身から5年目、ジャーナリズムと人間味の絶妙バランスに好感

 【有働由美子】アナはTOP3をキープ。2018年4月にフリーに転身し、同年10月より就任した『news zero』(日本テレビ系)のメインキャスターも5年が経過した。

 安定のアナウンス力と様々な問題に切り込むジャーナリズム精神が、彼女を支持する大きな理由となっている。アンケートでは「政治報道などで質問が的確なことが多いと感じる。積極的に戦争状態の海外に取材に行くなど、真摯な姿勢が好ましい」(東京都/20代/女性)、「利発で朗らかで情報判断と気遣いができる素晴らしいアナウンサーだと思います」(神奈川県/50代/女性)と絶賛された。

 一方で、長年の阪神ファンとして知られており、今年は“ビールかけ”にもリポーターとして参加するなど、ふとしたところで垣間見られる人間味あふれる姿から、もっと多彩なジャンルの番組に出てほしいという声も散見された。

 「メインの番組がニュースなのであまりバラエティ番組に出てくれませんね。本当は面白い人だと思うので出て欲しいのですが」(群馬県/40代/女性)、「『news zero』でのキチっとした雰囲気とは対照的に、『嗚呼!!みんなの動物園』では楽しい語りでギャップが良い」(大阪府/40代/女性)などの意見もあった。

■初登場は2名! 世代交代の波が到来か!? 担当番組の認知向上もランクインに起因

 昨年8位から今年さらに順位を上げ4位となったのはTBS【田村真子】アナ。お笑いコンビ・麒麟の川島明と共に朝の情報番組『ラヴィット!』のMCを務めており、自身の認知を上げたこと、本懐であるアナウンス力も改めて評価される結果となった。

 「このところ『ラヴィット!』出演によりバラエティーでの対応力で魅せていますが、ニュースを読む際の落ち着いた声も素晴らしい。硬軟どちらも高いレベルのアナウンサーだと思います!」(大分県/50代/男性)、「凛としていてアナウンス力があり、またバラエティー番組の進行もこなす柔軟性」(石川県/30代/男性)と讃えられた。

 9位はフジテレビ【井上清華】アナ。今年5月発表の「朝の顔ランキング」では6位に登場していたが、同ランキングでは初のTOP10入りとなった。

2021年3月から『めざましテレビ』第8代女性総合司会を務めており、2年目を迎え、同局の看板アナとしての認知が向上したようで、「仕切りが上手い。アナウンス技術に優れている。テンポがいい。さわやか」(石川県/50代/男性)と、“朝の顔”として存在感を提示。

 YouTubeでも公開されている自身のコーナーの認知度アップも順位を上げた要因の一つ。「“スマイルチャージ”で毎朝元気をもらっているから」(新潟県/10代/男性)、「『めざましテレビ』の“やってセイカ”のコーナーが面白い」(秋田県/30代/男性)との声も多数散見された。

 さらに『ホンマでっか!?TV』での進行や不定期特番の『世界法廷ミステリー』なども担当している彼女。「顔もかわいくてタイプで、笑顔も素敵。『めざましテレビ』でメインキャスターで出始めてから好きで、バラエティーとかでも出てたら必ず観ます。明るい対応で親近感も沸いて楽しい気分になります」(神奈川県/40代/女性)、「さんまの番組で活躍している姿がよい」(東京都/50代/男性)と評価されている。

 初登場で10位にランクインしたのは、テレビ東京の【田中瞳】アナ。5位の【大江麻理子】アナの後輩にあたり、現在は『モヤモヤさまぁ~ず2』の4代目アシスタント、『WBS』の月・火・金曜フィールドキャスターを務めている。同局で根強い人気を誇る大江アナと同じ流れを歩み、今年ついにTOP10入りを果たした。

 「アナウンサーとしてもしっかりしゃべれて、『モヤさま』を見ているとアナウンサーの一面とは違う無邪気さが好き」(茨城県/30代/男性)、「『モヤさま』を毎週観ているが、可愛さの中にも真面目だけではなく、大胆に動いたり、急な無茶ブリにも対応出来ているところに面白さを感じ、好感が持てる」(北海道/50代/男性)と明るく爽やかなキャラクターから、特に男性からの支持を多く集めている。

 各局を代表する人気アナウンサーがランクインしているが、昨年以上に“世代交代”の流れを感じさせた今年のランキング。特に20代の田村アナのジャンプアップをはじめ、フジ・井上アナ、テレ東・田中アナの初ランクインに、これまでにない大きな変化の潮流が見られた。しかし、いまだ上位は実力派のアナウンサーが占めている。テレ朝・弘中アナが殿堂入りしたことで、来年の1位は誰がその座を勝ち取るのか、今から楽しみだ。【調査概要】
調査時期:2023年11月1日(水)~11月6日(月)
調査対象:計1000名(自社アンケートパネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代、50代の男女)
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ

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