仙台・秋保の乗り合いタクシー 2024年4月本格運行へ

仙台市内の交通事業者などでつくる市地域公共交通会議は30日、太白区秋保地区で実証運行中の乗り合いタクシー「ぐるりんあきう」を2024年4月から本格運行させる事業計画案を了承した。地域乗り合い交通の本格運行は宮城野区燕沢、青葉区新川、太白区坪沼各地区に続いて4例目。

 運行区域は地図の通り。運営主体は地元町内会などが入る秋保地域交通協議会で、運行は秋保交通(太白区)に委託する。同社は今年中に、東北運輸局に乗り合い運送の許可申請書を出す。

 平日午前6時~午後6時に1日20便を予約に応じて運行する。車両は9人の乗客が利用可能なジャンボタクシーを使う。

 料金は秋保、馬場、湯元の各小学校区内を200円、隣の小学校区までを400円、馬場と湯元の移動を600円にそれぞれ設定する。市内の中高生や学生は半額、小学生以下と70代以上、障害者は1回100円。湯元小学校区に近い仙台万華鏡美術館、秋保ヴィレッジも乗降できる。

 秋保地区の住民らは20年4月に地域交通導入の検討を開始。21年1月以降に試験運行を重ね、今年4月から本格運行を見据えた実証運行を進めている。22年4月~23年3月の年間利用者数は5011人。

タイトルとURLをコピーしました