優れた文化芸術活動を行った県内の個人・団体をたたえる2023年度県芸術選奨の授賞式が30日、県庁であった。「荒地の家族」で芥川賞を受賞した仙台市の作家佐藤厚志さん(41)=文芸=ら6人が芸術選奨を受賞し、新人賞に3人が選ばれた。
授賞式で伊藤哲也副知事は「今回の受賞を契機に、さらなる飛躍を遂げてほしい」と述べ、賞状を手渡した。
芸術選奨受賞者を代表し、仙台市青葉区の陶芸家岩井純さん(75)=工芸=は「多くの方々の支援と励ましがあったから、ここまで来られた。今後も精進していきたい」と語った。
他の受賞者は次の通り。(敬称略)
【芸術選奨】書=小日向慶可(仙台市宮城野区)▽写真=海老名和雄(太白区)▽音楽=西沢澄博(青葉区)▽演劇=伊藤み弥(青葉区)
【新人賞】洋画=山内文貴(太白区)▽彫刻=佐野美里(松島町)▽メディア芸術=鈴木竜也(宮城野区)