東北の新たなドライブコースを学生が提案 仙台で審査会、独自性や実現可能性から評価

大学生が仙台市を起点に車で東北を周遊するルートを考える「仙台・東北 学生ドライブスタンプラリーコンテスト2023」の審査会が1日、青葉区の複合施設クロスBプラスであった。岩手、宮城両県の自然を満喫できるコースが最優秀賞に選ばれた。

 宮城学院女子大と東北学院大から3班ずつ計25人が参加し、新たなドライブコースを提案。大学教授や観光関係者ら5人が独自性や地域への愛着度、実現可能性を踏まえて評価した。

 最優秀賞は宮城県松島町の海が見えるカフェや一関市の岩手サファリパーク、猊鼻渓(げいびけい)を1泊2日で巡るルートで、宮城学院女子大の2年生5人が考えた。佐藤梨音さん(20)=仙台市青葉区=は「子ども連れでも苦にならない距離にして、親子で楽しめるスポットを選んだ。一番になってうれしい」と喜んだ。

 コンテストは東北の交流人口を増やそうと、仙台市と日本自動車連盟(JAF)宮城支部、東北観光推進機構が初めて開催した。JAFが来年3~5月、最優秀賞のルートを巡るスタンプラリーを企画する。

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