その余波は日本にも及び、国内でも相談件数が増加しているのだとか。
トコジラミに刺されると、蚊の倍ほどに真っ赤に腫れ、相当なかゆみが長期間続くということで、様々な対策がインターネットでも日々語られています。
そんななか、もし家で発生したらどのように対処すればいいのか、実は百均アイテムを使ったある方法がネットで注目を集めているようです。
(画像:時事)
■トコジラミには殺虫剤が効かない?そんな時はダイソーのアレを使って!
X(旧Twitter)で注目を集めているのが「トコジラミ対策で一番役に立ったのは、ダイソーのシート型のハエ取りテープです」というもの。
ハエ粘着シート(5セット入り)
(画像は公式サイトより)
ポスト主は、自身がトコジラミの被害に遭った経験から、これ以上できるだけ被害者が出ないようトコジラミ排除の有益情報を広めたいのだそう。
ポスト主が行った対策法は、ダイソーのハエ粘着シートで布団の周りを隙間なくぐるりと囲み、マスキングテープで貼り付けるというもの。
すると、翌朝トコジラミがしっかりシートに捕まっていたのだとか。
さらに寝具を細かく点検したところ、大元となる巣が見つかり、トコジラミの発生源を根絶できたと言います。
トコジラミは、人が寝ている場所の近くで繁殖するという習性があるため、自分自身を囮にし、その周囲を粘着プロで囲むことで「粘着プロ=罠」という仕掛けを作っているようです。
被害に一度でも遭ったら使用している寝具は全て捨てることになるという情報はネット上でもいくつか見受けられますが、新しい寝具にトコジラミが移転してこないようにしなければなりません。
そこで、「聖域=新しい寝具」を「粘着プロのバリケード」で囲み、守る対策法なのです。
ひとまずは聖域を守り、そのうえでプロの業者を呼んで駆除することをすすめていました。
■まさに「虫よけの結界術」
この有益な投稿に対し、Xユーザーからは「めちゃくちゃ役に立つ情報ありがとうございます」「万が一現れたらダイソーに駆け込みます」との声が集まり、瞬く間に拡散。
12月5日時点で5.7万もの「いいね」を獲得しています。
なぜダイソーのハエ取りシートがいいかというと、トコジラミの種類によっては燻煙剤や殺虫スプレーが効かないからだそう。
しかも、トコジラミは寝具の小さな隙間に入り込むため、スプレーなどをかけても届かないことも。
そのため、こちらから攻撃するのではなく、トコジラミがシートにかかるのを待つしかないというわけです。
こうしたトコジラミの生態と対策法に、Xでは「ハエ取りシートによる結界すごい」「もう虫よけの結界術なんよ…」との声も上がりました。
■トコジラミを見つけたら決して潰さず、業者に巣の駆除依頼を
また、あるXユーザーによると、トコジラミを見つけた場合は、潰さずに軽く叩いて骨折させ、動きを封じることが大事だそう。
潰してしまうと、吸血した血や糞などでさらに寝具を汚損してしまい、また臭いも強烈なのだとか。
殺虫剤も効かない、潰すのもダメとなると、やはりダイソーのハエ取りシートで結界を作って対策するしかなさそうですね。
ただし、ハエ取りシートはあくまで応急処置。また、トコジラミは目に見える分だけを退治してもなかなか減りません。
最終的には必ず信頼できる駆除業者に巣の駆除を依頼し、根絶するようにしたいですね。
(編:GourmetBiz編集部)