奈良市でいじめを受け自殺をほのめかした児童のノートに担任が花丸を付けた問題で、いじめの申告を受けた学校が、「学校は警察じゃない」と調査を拒否し、いじめを放置していたことが分かりました。
奈良市立の小学校に通う女子児童は、3年生だった去年2月、同級生に蹴られてケガをしました。 当時調査を求められた学校は、同級生が暴力を認めないことを理由に「学校は警察じゃない」と調査を拒否したということです。その8か月後に保護者が再び調査を求めるまで学校はいじめを放置し、その後、市がいじめの重大事態に認定しました。
いじめを受けた児童の母親
「(学校には)「調査できないと全てシャットアウトされてしまった。早くにしっかり対応してくれれば、(娘が)安心して学校に通える状況に戻れたので」自殺をほのめかす児童のノートには、担任が花丸をつけて「ユーキャンドゥーイット」と書き添えていて、市は不適切だったとしています。